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緊急提言14「消費者に分かっていただきたい日本の農業の政治的超大問題」(重要知識1)

緊急提言14「消費者に分かっていただきたい日本の農業の政治的超大問題」(重要知識1)



 今回の提言は、今までの提言を踏まえ、消費者の皆さんにどうしても知っていただきたい情報を提供させていただきます。消費者の皆さん、「農家は生かさず殺さず」という言葉を聞いたことがありますか???おありになるなら話は早い。本日は、この言葉が長年にわたり日本の農業を抑圧してきた歴史、そしてそれが今もなお影響しているという点についてお伝えしたいと思います。私は、これは現在の日本の農業を取り巻く政治的問題の中の最大の問題だと思います。消費者の皆さんにとって重要な情報となるかどうかは皆さんの目線いかんです。是非、広い目線で今から申し上げることをお読みくださればと思います。

 豊臣秀吉政権が提唱し徳川家康が「落穂集」にしたためた言葉、「農家は生かさず殺さず」(簡略)。これは「上から目線」の言葉で、農家には働いて働いて死ぬほど働いてもらい、何しろ農作物をたくさん沢山作ってもらおう、しかし死なれたら困るし、一方で金持ちになって権力を持ってもらっても困る、つまり生かさぬよう殺さぬように、という意味です。物凄く残酷な言葉ですね。仮に、現代もなおこの状況が続いているとしたら、皆さん、ゾッとしませんか?

 しかし、残念ながら、この状況は、若干姿を変えて現代も存続しています。

 皆さん、「食材は、少しでも安い方が良い。良い食材だろうが悪い食材だろうが。」と思っていませんか?もし、思っているとしたら、それは、あなたが「農家は生かさず殺さず」(簡略)と言っているようなものです。恐らく、現代の日本では、ほとんど全ての人がそのように思っていると思われます。考えることをしない農家、社会に流されるままの農家すら、気づいていないと思われます。自分たちの首を絞める言葉を自分たちが吐いているようなものです。社会全体が無意識のうちに「農家は生かさず殺さず」(簡略)という言葉を実践しているとしたら、日本の農家がものすごくかわいそうだとは思いませんか?

 江戸時代、農家は、武家から「農家には働いて働いて死ぬほど働いてもらい、何しろ農作物をたくさん沢山作ってもらおう、しかし死なれたら困るし、一方で金持ちになって権力を持ってもらっても困る、つまり生かさぬよう殺さぬように」という態度で働かされてきたわけですが、実は、この言葉の裏には、ひとつ重大なことが隠されています。

 農作物をたくさん沢山作れ、という言葉の裏に「質はどうでも良いから」あるいは「質が悪い農作物は安くしか買わないが、質が良くても高くは買わない。だからたくさん作ることだけを心掛けよ」という言葉が隠されているのです。そして、さらに、「仮に、世の中に、質の良い農作物を高く買う人々が出現してきたら、農家は少しでも裕福になろうとし始める。すると、お上の言うことをきかない金持ち農家が出現してしまう、困るぞ」という気持ちが隠れていることがうかがえます。

 しかし、現代のTPP交渉にも現れているように、豊臣政権・徳川政権で培われた「農家は生かさず殺さず政策」が世界で通用しなくなっていることを、現代の優秀な農家だけは気づいています。日本の農作物もついに世界標準のモノサシで測られる時代が来た、マーケット(競争原理)の中で値段が決まってゆく時代が来た、「質の高い食材を作れば報われる(裕福になれる)日が来る」ということを。

 それでは「優秀な農家とはどういう農家なのか?」を知る必要があります。

 結果の姿としては、優秀な農家とは「世界で通用する農家」「質の高い農作物を生産する大規模農家」だと思います。そして、行動面精神面での定義は、優秀な農家とは・・・「健康に配慮し、質の高い(美味しい)食材を作ろうと努力する農家」「反収反収(量が大事量が大事)と叫ばない農家」「大規模農家を目指す農家」と言えると思います。日本の農作物が世界標準のモノサシで測られる時代を見据えて努力する農家は、必然的に「消費者の健康に配慮し、質の高い農作物を生産する大規模農家」になってゆくでしょう。

 こう言うと、「日本の国土面積を考えればアメリカやオーストラリアと競争できるはずがない」と、挑戦する前から「できない言い訳」を言う人/考える人が出てきます。もちろん、できない言い訳から入る人は絶対に競争にチャレンジできませんから、現在の日本の「補助金農政」の継続を政府に願い、訴え続けることになります。400年前から変わらない「反収が大事、反収が大事」と叫び続ける農家のままで時が過ぎ、自ら「農家は生かさず殺さず政策の継続を願う農家」になっていることに気付かない農家のままでいることになります。

 別の角度で、具体的に「優秀な農家」の定義を言えば、「政府の補助金を期待しない農家」「農業補助金とは生活保護と同じで、出所は人々の税金だ、ということが分かっている農家」なのです。

 では、優秀な農家ばかりの日本にするには、日本はどうする/どうなるべきでしょうか?

 私は、結論から申し上げれば、そのような優秀な農家の育成は、育成の魂についてだけは弊社に勝てる組織はありませんが、育成の「日本全土的な」実践については「農協(JA)しかできない」と思います。正確に言えば、支部単位で現在黒字のJA支部にしかできないでしょう。赤字のJA支部が多過ぎますが、私は約10%は黒字のJA支部と観ています。赤字のJA支部は考えが消極的・後ろ向きすぎます。保守的すぎるのです。進歩がありません。今後は、黒字のJA支部を真似るか、さっさと支部をたたむか、どちらかを選択しなければならないでしょう。

 大切なことを申し上げます。世の中「JA不要論」でかまびすしいですが、私は、「絶対にJAはなくならない」と思っています。だから、優秀な農家の育成はJAにしかできない、と申し上げているのです。

 JAは規模の点で日本一ならぬ世界一です。H22年で正組合員(出資金を払った農業者)472万人、准組合員(出資金を払った非農業者)497万人、合計969万人の組織です。JR東日本5万人強、日立グループ連結従業員数32万人強、アメリカのウォルマート約210万人、MacDonald約190万人、中国の中国石油天然気集団約160万人、インドのインド鉄道約140万人(検証はご自身でお願いします)ですから、いかに日本のJAの規模が大きいかがうかがえます。これだけ大きければ、縮小は免れないとは思いますが、規模が縮小すればするほど、筋肉体質になって存続することは間違いないと思います。もちろん、筋肉体質とは、「黒字のJA支部だけの集まるJA」「したがって、日本の市場だけを相手にしない、前向きに世界をマーケットに見据えるJA」「農家が裕福になることに尽力するJA=大規模農家創出を積極的に推進するJA」になることを意味します。

 バンバン大規模農家を輩出し、質の高い健康的な農作物が全世界から期待される日本の農業をつくるには、まずJAの営業体質が変わる必要があります。営業結果で最も大事な財務指標は営業利益です。売上高ではありません。営業利益が固定費(家賃や人件費など)のおおもとだからです。営業利益の多寡が銀行預金残高を左右するからと言ってもよいでしょう。売上高ではありません。赤字販売したらどうですか?売れれば売れるほど赤字が増えるのに、売れた売れたと言って喜ぶのですか???赤字を埋めるのは先人たちが蓄積してくれた銀行預金の取り崩ししかありません。あくまでも営業利益の追求が大事なのです。平均的なJAの営業利益構成比の内訳を見ると、なんと、農薬営業によるものが第1位とはびっくりしました。そして第2位が保険営業、第3位が農業機械営業、そして肝心要の農作物販売営業が第4位なのです(検証はご自身でお願いします)。しかも、この営業利益構成比第1位2位3位の販売先(お客様)は「農家」が中心とはまたまたびっくりしました。本来農作物販売に力を入れ農家を助けるために作られた農業協同組合なのに、農家に農薬を売りつけ不健康農作物を世に広め、なかば強制的に保険加入させ、耕運機などの農機具を農家に買わせる。JAの組織が准組合員のほうが正組合員より多いといういびつな構成比になっていることと、准構成員による開拓営業が安易なこと(農家以外の顧客開拓をおろそかにしていること)が大きな原因ではありますが、いずれにせよ、消費者の皆さん、これじゃあ農家が可愛そうだと思いませんか???こんな状況とは一刻も早くおさらばしなければいけません。優秀な農家すら潰されてしまいます。(これは平均的なJAの姿であり、農作物販売営業が営業利益構成比のトップであるという優秀なJA支部ももちろんございます。検証はご自身でお願いします)。

 そうすると、JAの構成員たる農家にも「JAに頼らず自発的に自ら優秀な農家になろうとする意欲」「質の高い農作物を生産する大規模農家になろうとする意欲」が求められます。TPP時代が到来している昨今、この崇高な意欲をJAが阻もうとするなら、もちろんJAの構成員でなくなっても構いません。JAとは単なる器であり、器より大事なもの、一番大事なものは、各農家が持つ崇高な意欲だからです。

 しかし、優秀な農家を目指す農家には、この「崇高な意欲の発露」の前に、重大な「覚悟」が必要です。

 すなわち、「日本の農業が世界標準=競争の世界に入る」ことを覚悟することです。あたりまえだと簡単に捉えてはいけません。競争の世界とは負ければ死ぬということだからです。もちろん、生命の死ではありません。優秀な農家は存続し大規模農家に向かって邁進できる/するのですが、優秀な農家になれない農家は「農業をやめる/やめなければならない」ことを意味します。自分の農地を手放し、大規模農家にその農地を、直接的になのか間接的になのかは別にして、明け渡すことになります。

 競争の世界とは?・・・みなさん、かつてバブル時代後半の証券業界における山一證券の倒産劇を覚えていらっしゃいますか?そういう世界が競争社会の現実です。しかし、こういう姿は資本主義社会では、極めて普通です。現在の「補助金漬けでダメ農家をも救う制度」が世の中に無いことが当たり前なのです。なぜ、日本では農業ばかりが補助金制度で優遇されているのか?不思議な国です。人口に占める農家人口の割合が高いので「選挙対策」のための「農家優遇制度」(選挙前の農家へのごますり)であることは明白です。しかし、この「農家ごますり政策」が結果的にダメ農家を作っているわけです。優秀な農家は浮上し、ダメ農家は潰れる(転職する)のが真の姿です。

 別に、農業から転職しても個人の生命が絶たれるわけではありません。前述の山一證券の例でも、失業した従業員たちは、皆、その後別天地で幸せに暮らしているのです。同様に、ダメ農家が農業をやめることになったとしても、別天地はいくらでもあると申し上げたいのです。

 このように、日本の場合、農業だけが他の業界と比べて優遇され過ぎていることが大きな問題なのです。優遇され続けている組織は、換言すれば「ぬるま湯」です。ぬるま湯で「のほほん」としているだけでは進歩はない。世界から取り残されるだけなのです。今優遇されている人にとっては「このまま優遇され続けたい」「補助金をもらい続けたい」と思うのもまた仕方のないこと(人情)ですが、もっと他の業界の危機感を眺めるべきなのです。政府は、農家の視野をもっとグローバルな視野に発展させる/開発するのが急務なのです。農家は、政府(=他人の支払った税金)の世話にならず、自力で大規模農家を目指す意欲の発現こそが最も大事なのです。

 平成27年11月現在、TPPは「大筋合意」に至ったわけですが、日本の農家は、政府からとてつもない援護をしてもらっていると認識するべきです。「外国から日本の『農民』を守らねばならん」という、こんな有難い状態を続けてもらっている日本の農業に携わる人々は、政府に感謝するべきです。今後の結果はどうあれ、もはや、涙を流すほど感謝していいのではないでしょうか?そして、私は思います。日本でわずかGDP1%の農業が政府からこんなにまで守られているのはどういうわけか?何度も申し上げますが、日本は「農家人口」が全人口の5%もいるからこれは「一種の選挙対策」なのです。世論の本音は「日本のGDPのわずか1%しかない農業ばかりえこひいきするな!他の99%の産業をひいきにしてくれ!」だと思います。

 さらに、TPP時代に仮に関税で今の日本の農産物が守られても、発展はありません。農業はGDP比1%のままでしょう。それよりも、「TPPの時代は日本の農業が強くなる良い機会だ」という前向きな捉え方をして、世界中を相手に、日本の農家は農作物の質を高め、日本の農作物営業マンは農作物の数量と単価の増大をめざし死ぬほど頑張り、なんとか日本の農業をGDPの2%(3%5%・・・)くらいの産業に昇華させることのほうが先決です。

 「世界から見て重要なのは、日本の、農作物なのであって農民ではない」「世界の消費者は、担い手が誰であろうと、日本の良い農作物が欲しいだけ」ということ。そして、「このことを日本の優秀な農家は気づいている」という点を認識することが重要です。

 日本の「農作物」は世界から見て、羨望の的、だと思います。美しい自然、美しい水、豊かな『軟水』、それでいて火山大国らしいミネラル豊富な地下水、世界的な心配りに長けた民族。これだけ優れた条件がそろっており、世界各国と交流がある日本。外国人から「日本の農作物は素晴らしい」「食べたい。だから買いたい」となっている/なるに決まっています。

 TPPのこの時代、日本の農作物(農業)が、もっと世界から注目される方向へと誘導されるべき時機(チャンス)がやって来たのです。TPPという「黒船」を利用しない手はありません。日本の農家が「農家は生かさず殺さず」という400年以上前から今もなお続いているこの閉塞感あふれる状況から脱出できるかもしれないチャンスが訪れているのです。キーワードは「自然」「健康」。このキーワードを使って、日本の優秀な農家が飛躍するチャンス到来です。「自然により近い農産物を作って世界中に健康をふりまきましょう」。

   今回は、消費者の皆様に分かっていただきたい重要な情報のうち、「農家は生かさず殺さず」という状況が今なお続いているが、実はその呪縛から逃れるチャンス到来の時期に来ているということを申し上げました。次回は、なお消費者の皆様に分かっていただきたい重要な情報のPart兇鮨修珪紊欧燭い隼廚い泙后

  (緊急提言14終了・・・15へつづく)

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